アフターコロナに向けた、本格的なテレワーク環境の整え方
新型コロナウイルス対策として緊急事態宣言が発令された4月7日から、もうすぐ1か月が経とうとしています。
テレワーク・リモートワーク等の勤務体制でライフスタイルが大きく変わり、
自分には向いていると感じた人、自宅ではなかなか集中できないなぁと感じている人。
それぞれの思いが出てきているのではないでしょうか。
そこでリフォリスでは住宅に関する専門家として、快適な自宅での仕事環境を整えるためのポイントをまとめてみました!
自分で工夫できること
①照明器具を工夫してみる
日当たりや照明は、仕事の効率だけでなく、心身の健康にかかわる重要な要素です。
家で過ごすことが長くなった分、今まで以上に「快適な明かり」を意識する必要があります。
一般的にデスクワークで推奨される照明の強さは、300~500ルクス(ディスプレイは500ルクス、キーボードや書類上の明るさは300ルクス)と言われています。
でも、実際は普段使っている自宅の照明は何ルクスなのかなんて分からないですよね?
そこで、仕事場にするお部屋の照明器具を、
・対応畳数の記載をお部屋より1つ大きいものにし、調光調色対応の商品で調整する
ことをお勧めします。
このようなシーリング照明なら誰でも簡単に交換することができ、リモコンで明るさだけではなく、光の色も調整することができます。
例えば
昼白色という白っぽく感じる光は、集中力を高めてくれます。
休憩時には電球色という黄色っぽい明かりにして少し明るさを落とすと、くつろぎを感じさせてくれます。
メーカーによっては、光の調節ができるだけではなく、文字がくっきり見える仕様の商品もあります。
パナソニック文字くっきり光
https://panasonic.jp/light/clearlight.html
さらに、近年ではIOT化が進み、スマートスピーカーに声をかけるだけで明かりのシーン設定を覚えさせることもできるような商品も出てきました。
KOIZUMI照明
https://www.koizumi-lt.co.jp/product/jyutaku/ssledceiling/
こういった主照明を見直すことに加えて、テレビ会議をする機会が増えた今、顔映りを明るく見せてくれる、角度調整機能付きのスタンドライトを机に1台置いておくとよいでしょう。
②家具を見直してみる
ご自宅のデスクと椅子はテレワークに適した家具になっているでしょうか。
PC作業用のデスクの高さは、JIS規格で規定されている700㎜の寸法を採用しているものが多いのですが、実は大事なのは、「差尺」といわれるデスクの高さと椅子の座面の高さとの差の寸法です。
この差尺は「270〜300mm」が心地よいサイズとされています。
つまり、均一規格の家具を使っていると体格と合わない差尺になっている場合があるので、一度測ってみながらクッションや昇降式の椅子で、調整してみてください。
③好きな色や植物を取り入れてみる
これはすでに実践されている方も多いのではないでしょうか。
テレワークを前向きにとらえれば、今までの画一的なオフィス環境とは違って、自分の落ち着ける空間を作ることができるのが良いところです。観葉植物を置いてみたり、ラグやクッションに好きな色を取り入れてみたり、気分の上がる小物を取り入れてみましょう。
リフォームでできること
さて、自分でできるテレワーク環境作りのポイントを上げてみましたが
実際は、自宅での仕事を想定して家を購入していなかったため、独立した仕事スペースを作れない方や、どうしても集中できる環境を作れない方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、リフォームの出番です。プロにご相談いただくことで、
間取りや収納計画を見直して新たな空きスペースを作ったり、
リビングの一部にゆるやかに独立したワークスペースを作ったり、
庭に面すバルコニーにサンルーム(ガーデンルーム)を作り、そこを「アウトドアリビング」ならぬ、「アウトドアオフィス」として開放的なワークスペースにすることもできちゃいます。
さらに、先ほどご紹介した照明計画においても、
従来当たり前だった1室につき1灯のあかりではなく、
プロだからできる「アンビエント照明」(必要なところに必要な明かりを配置する照明)や、家で過ごす分増える光熱費を抑えるためのご提案も可能です。
暗いニュースばかりで気が滅入ってしまう日が続いていますが、この新型コロナウイルスが人の暮らし方を大きく変えるきっかけになることは間違いないでしょう。
これを機会に、仕事にも家族団らんにも居心地の良い自宅環境へアップデートしてみてはいかがでしょうか。
リフォリスでは、新型コロナウイルス対策として、お電話やメールでのお打ち合わせの強化や、現場調査の際の入室前アルコール消毒・マスク着用にてご対応をしております。
こんなことで困っている、こんなことできるかな?という希望や疑問がありましたら
お気軽にお問い合わせください (^^)/